ごあいさつ

公益信託人志(ひとし)奨学基金 設定趣意書

私が仕事を始めて約36年の月日が経ちました。小さな町からのスタートでした。
何も分からず、仕事をしていました。今でも、浅学菲才で勉強不足ですが、努力だけはしています。事業が少しずつ、成長するにつれて、人生、人、色々な事柄についての考え方の変化がありました。今現在は、仕事を通して、世のため人のために尽くす、ということを信条とし、仕事観、人生観としています。

私は、人間として、事業家として、志高き高校生、将来の地域、日本を担う可能性のある高校生には、その気持ちがあるならば惜しまず積極的に支援して行きたい、という思いでこれまで仕事をしてきました。こうした中、平成22年7月、社長を務めているアイ・ケイ・ケイ株式会社が大阪証券取引所(ジャスダック)に上場し、更にその1年半後の平成24年1月には、東京証券取引所(東証2部)に上場し、これを契機に奨学基金を設立することとしました。私は、志の高い若者の未来に、少しでも役立つことができればこれに勝る喜びはなく、また、課題図書の感想文を継続して書いていただくことによって、将来ある次世代の若者の育成に少しでも貢献できるのではないか、と考えています。

私は、未来を担うのは子どもたちであるという考えのもと、志の高い学生の成長の夢を叶えたく、また、その子どもたちが今後の地域、日本の成長発展へ貢献するような人財となれるよう、支援、援助をしていく覚悟です。本奨学基金により、一人でも多くの志高い若者が未来に向けた努力、そして挑戦をしてくれることを心より願っています。

平成24年3月9日
金子和斗志